とびしま海道〜しまなみ海道〜さざなみ海道 一周広島県呉市川尻〜愛媛県今治市関前岡村、愛媛県今治市〜広島県尾道市、広島県尾道市〜広島県呉市



撮影日:201215

 とびしま海道からフェリーで今治に渡り、今治からしまなみ海道、さざなみ海道と走りました。

 ここで、さざなみ海道の特徴をあげてみますと。

 しまなみ海道やとびしま海道のように海峡をつなぐ橋を渡るといったインパクトが無く、観光海道として取り組み始めたのが最近と言うこともあり、道路事情もしまなみ海道に比べて比較的悪いと言えます。

 むしろ、自動車による通行と地域密着型を考えたような道路といったほうが適切でしょう。

 しかし、それらとは別のところでメリットがあります。

 一つはJRとの接続。

 国道185号は三原駅〜呉駅に至るまでのすべての駅前を通っています。

 輪行袋一つあれば、望みの場所からスタートとリタイアすることが可能であり、しまなみのようにスイッチする交通機関を探すといった苦労が一切ありません。



 二つ目はさざなみの各市(呉市、東広島市、竹原市、三原市)は峠で区切られています.

 しかし、各峠の間に一つの町があるといった構成で、町には必ず駅があります。

 峠に上っているところでギブアップしても逆方向に下ってしまえば、比較的少ない労力で駅に到着できます。



 三つ目は下の写真のように対岸に島嶼部を常に見続けることが出来、景観がよいとったところでしょう。

 対岸の島には大崎上島のような火力発電所もあり、大久野島のような戦争遺跡もあります。

 また丘の側を見ても、竹原にいたっては江戸の町並みがあり、呉市の場合は付近に海軍墓地やさざなみ海道終点付近の入船山(呉鎮守府長官官舎)があります。

 東広島市は特徴が少なくなっていますが、さざなみ海道がある安芸津町は吟醸酒の父と呼ばれる三浦仙三郎の出身地でもあります。

 歴史街道と言う点においては三海道の中でもかなりのものです。 




 それでは今回の経路に入ります。 



安芸灘とびしま海道入口

 6:40と出発が遅めでしたが、天気は良好。

 熊野町〜呉越峠〜広と順当に進んだおかげでとびしま海道の入口、安芸灘大橋入口交差点到着は8時ごろになりました。




安芸灘海峡大橋




 安芸灘諸島連絡橋の一つ目の橋。安芸灘大橋を越えて下蒲刈島に入ります。

 橋から女猫の瀬戸を眺めながら、風を受けての進行。



蒲刈大橋




 下蒲刈島の三ノ瀬近くにかけられた橋で、上蒲刈島につながっています。

 安芸灘の橋の中では最も古く、1979年に開通しています。

 上蒲刈島側にであいの館がありますが、まだ開いておらず。

 そのまま通り過ぎることになりました。



原トンネル




 蒲刈大橋と豊島大橋の途中にあるトンネルで、海猿の映画ロケに使用されたとの事。

 トンネルは広く、歩道も進みやすくなっています。



豊島大橋




 原トンネルを抜け、県民の浜近くの上り坂の先にあるトンネルを越えると豊島につながる豊島大橋が出てきます。

 安芸灘諸島の橋ではもっとも新しい橋で、開通は2008年。

 この橋を抜け、しばらく走ると市街地に出ます。

 市街地部分に安芸灘連絡橋の中でも数少ないコンビニ?があり、日中は補給が可能。

 今回はそのまま素通りしましたけど。



豊浜大橋




 市街地を抜け、漁港を過ぎると豊浜大橋に入ります。

 漁港にかかった橋でこれを越すと大崎下島。

 町並み保存地区の御手洗や大崎上島にわたる事のできる小長港への接続になります。

 今回はそのどちらにも寄らず、手前の平羅橋を越えました。

平羅橋




 平羅橋から続く橋を渡り、岡村島に向かいます。

 ここから安芸灘オレンジラインと呼ばれているとの事。

中の瀬戸大橋




 中の瀬戸大橋を越え、岡村大橋を渡ると愛媛県今治市に入ります。

岡村大橋







 かつて、越智郡関前村岡村島と呼ばれていたのか、今の名称は今治市関前岡村。

 呉市から最も近い愛媛県となります。



岡村港

 とびしま海道からしまなみに移動する地点、岡村港に到着したのは9:40。

 出港時間が9:55と十五分の余裕があったため、一安心。

 写真をところどころ撮りながらの進行ですのでどうしても遅くなりますが、何とか最初の部分は通過しました。

 




 切符を購入しているうちにフェリーが着岸。

 車両デッキのバーに自転車をくくりつけて客室に入りました。

 ちなみにフェリー料金は大人840円、自転車150円。

 サイクルーズPASSは適用されないため、割引無しでの乗船になります。




今治港

 今治港到着は11:00。

 1時間でとびしま海道から今治の市街地に。

 第3桟橋から港に下りると、すぐに走り出しました。




 途中、ビルの上に城が乗っかったような独特の建物、母恵夢本舗本店を見ながら県道14号から国道317号にスイッチ。

 そのまま南光坊の前を通り過ぎて県道161号(ブルーラインの入口)に入ります。



サンライズ糸山

 県道161号を上がると来島海峡大橋の下にサンライズ糸山があります。

 今回はしまなみサイクリングクーポン(しまなみの各橋の料金半額及びしまなみ海道の協賛施設の割引券のセット)の購入と、せとうちサイクルーズPASSの発行で立ち寄りました。

 早めに手続きが終わると思ったのですが、糸山に入ってみると発行場所のレンタサイクルに数組の家族連れが並んでいました。

 手続きが終わるのを待ち、クーポンとPASSをいただいたのが十数分後。

 ものはついでと、エネルギー補給に坊ちゃん団子と塩チョコレートを食べてから出発しました。




来島海峡大橋

 サンライズ糸山を出てしまなみの縦走に入ります。

 3月のしまなみ縦走時は今治側からは追い風でしたが、今回は各島によって風向きはまちまち。




伯方大島大橋




大三島橋

 この季節のこともあり、走っていると桜が視界に入ります。

 大三島橋に千本桜植樹記念碑があったほか、島々の各所で桜が満開になっていました。




多々羅大橋

 ここまできて愛媛県と広島県の県境。

 とびしま海道の場合はスタート地点から30キロも走れば片道は走りきってしまいますが、しまなみ海道は半分も行かず。

 道の規模としても、とびしまは生活道ですが、しまなみは自転車の通行もしやすい観光道といった雰囲気があります。




 ちなみに、多々羅大橋の広島県側で自転車・歩行者用のスロープが工事中で通行禁止になっており、迂回路が準備されていました。

 それが下の写真のように料金所につながる最後の坂道が見上げるようなスロープで、すれ違った方は結構きつそうに上られてました。

 逆側から走るときつかったかもしれません。









 迂回路を下り切って、橋の入り口を見るとバリケードで封鎖。

 迂回路の案内表示がありました。



瀬戸田

 サンセットビーチを素通りし、瀬戸田の中心地に入ります。

 下の写真は平山郁夫美術館と瀬戸田観光案内所の間を走る道路で、しまなみ海道の幹線。






パティスリーオクモト

 上の写真の先、JAが左前にある交差点を右折するとパティスリーオクモトが出てきます。

 数ヶ月前、須波港でサイクルーズPASS発行時にパティスリーオクモトの1割引券をいただいていたことを思い出し、入ってみることにしました。

 途中、勘違いして平山郁夫美術館の交差点を右折してしまいましたが。

 そのときに国外の観光者から因島大橋に行くにはどうすればよいか尋ねられました。

 とっさに単語が出てこなかったので、身振り手振りでの説明。

 すぐに意味を理解されたようで、問題なく進まれました。



 こちらは道に戻ってオクモトに。

 小ぶりなレモンケーキが売りの店で、ドルチェがジェラート系ですがこちらはケーキ系列。

 サイクルオアシスの表示もあり、駐輪用のスタンドも置かれています。

 私が入った数分後に六十代前後の十人弱のサイクリストが入ってきましたが問題なく自転車を止めていました。






生口橋

 瀬戸田を抜け、順調に生口橋を越えると先に道案内した方を橋のスロープを下り終えたあたりで追い越すことに。

 尾道の方向を伝えてからこちらは先に進みます。

 途中、縦一列で走っている集団を追い越すことに。

 「横通ります」と声をかけながら大急ぎで抜けました。

 先の観光者の方なども縦一列で走っていましたが、日本人でシティサイクルをレンタルして走っている方は横に並んで走る傾向が強いことがあげられます。

 声をかけても前後に分かれて道を譲るのではなく、並んでいる車間を狭めてよけますので、接触の危険性は縦列に比べて上がります。

 というよりも、横列で走ることって道交法に違反していたはずなんですけど。

 




因島大橋

 ようやく因島大橋。

 ここを越して向島に入るととびしま・しまなみ・さざなみ全行程の半分に達します。

 ちなみに料金所近くの駐輪場にシティサイクル(レンタル)が数台置かれていました。

 おそらく、上のパーキングエリアか、下のはっさく屋に行ったのでしょうけど。

 私は今回は残念ながらパスしました。







福本渡船

 向島を走り抜け、対岸に尾道の町がようやく見えたところで、しまなみ海道の終点。

 後は、渡船で向こう岸に渡って尾道駅に到着します。

 この時点での行程は100キロ程度。

 尾道駅から呉市まで80キロ程度の距離があります。




尾道駅




 尾道駅に到着してしまなみ海道サイクリングが終了。

 しばらくは国道2号を三原まで進み、さざなみ海道に入ります。

 尾道駅からテアトロシェルネ(しまなみ交流館)と尾道ポートターミナルの間を抜けて走り出しました。




三原港

 三原市の中心地、三原港フェリーターミナル付近に到着。

 ちなみにフェリーターミナルの北数百メートルが三原駅となっています。




さざなみ海道入口

 三原港から国道2号をみちなりに進み、エネオスとセブンイレブンが左手にある曲がり角が三原警察署入口交差点。

 さざなみ海道の入口になります。

 当初の予定では定屋大橋まで戻ってから道を大廻りする予定でしたが、道路標識で国道185号があり、運良く接続出来ました。




須波港

 三原警察署前を通り過ぎ、三原大橋を抜けてしばらく走ると須波港が出てきます。

 しまなみ街道を走った帰りに、生口島の沢港からこの港に入るフェリーをよく利用します。

 三原駅からも一駅という立地ですので、自転車で三原駅まで進んだ方が時間短縮になる可能性もあります。




みはらし温泉

 須波港から呉市に向けて走ると右手にみはらし温泉と言う建物が見えます。

 話を聞いたところではスーパー銭湯のようなものという事で、宿泊施設もついている様子。

 十年前にも自転車でここを通りかかったことがありましたが相変わらずの様子です。






三原市(幸崎町)−竹原市(忠海町)

 三原市幸崎町は工場の町と言ったところで大きな特徴は無く、次の竹原市の接続場所といった印象があります。

 下の写真のようにさざなみの各市は峠が境界になっており、しばしの上り坂を越えて竹原市に。




忠海港

 忠海駅の手前を左に折れると、忠海港に入ります。

 ここからは大久野島(毒ガス資料館と兎の島)、大三島盛港(多々羅大橋の近く)に行くことができます。




Jr忠海駅前(祭り中)

 忠海駅を通ると「宮床まつり」と書かれた看板と縁日の屋台が並んでいました。

 忠海町では結構有名なまつりの様子。

 偶然とはいえ、見かけることが出来たのは僥倖でしょう。




竹原港

 ようやく竹原港。

 日はまだ高いほうですが、のんびりと進んでいるといつの間にやら夜になっているもの。

 すぐに先に進みました。




道の駅たけはら

 竹原港からすぐ近く。

 道の駅はしまっていましたが、日はまだ高いほう。

 たけはらの前でサイクリストが歩いて帰宅しているのを見かけました。

 日もだんだんと沈んできていますが、こちらはまだ終点まで40キロあります。




竹原市(吉名町)−東広島市(安芸津町) 市境

 竹原の市街地から少し進み、吉名町の坂道のてっぺんが竹原市と東広島市の境になります。

 ガソリンスタンドやタイヤ店が東広島側にあり、自動車としては割とにぎやかな場所。

 少し先のトンネルを越すと、安芸津バイパスの入り口もあります。




安芸津港

 大崎上島に向かうフェリーが運航されており、漁港としても機能している様子。

 付近にはジャガイモを売りにした店もあります。




大芝大橋入口付近

 安芸津町に接続している大芝島への経路ですが、今回はそのまま坂道を下りるのみ。

 橋梁は大型車は通行できない様子。




東広島市(安芸津町)−呉市(安浦町)市境

 トンネルを境にして東広島市と呉市に分かれています。

 ドライブイン黒浜がトンネルの手前にあり、さざなみサイクルポートも設置されています。






安浦町市街地

 写真では判別できなかったため載せませんでしたが、コンクリート船武智丸がまだ視認できました。

 武智丸を越し、しばらく進むと安浦の中心部に。

 下の写真の交差点をまっすぐ進むと安浦駅ですが、県道部になるため今回はパス。

 左に折れて、国道185号を進むことに。

 ちなみに、熊野町に行くには交差点をまっすぐ進む事になります。




とびしま海道入口

 安登を越し、川尻の中心地を越えた先のトンネルをくぐると目の前に交差点が出てきました。

 今回のスタート地点。安芸灘大橋入口交差点です。

 ようやく1周しました。

 この時点で19:20。

 スタートから11時間を越えて走っている計算になります。

 ここまでくればあと一息ですので、気持ちも軽くなります。




仁方第一トンネル

 安芸灘大橋入口交差点から広にかけて2つあるトンネルの一つ。

 トンネルを越すと広に入ります。

 トンネルは上り坂になっておりトンネルを抜けた先が峠の一番上になっています。

 少々長めで車も比較的多いので、毎回歩道部分を通る事になります。

 ここまで来るとほっと一息。

 呉市の市街地部分にようやくつきました。




休山トンネル

 呉市中心地と広・阿賀地域は休山で隔てられていますが、近年開通したのがこの休山トンネル。

 以前は呉越峠が国道185号で、峠越えを行うしかありませんでした。

 ちなみにもう一つの経路は音戸の瀬戸(警固屋)経由でかなりの大回りになります。

 トンネル内は歩道と車道が透明な隔壁で分離され、歩道部分は休山悠路と名づけられたとの事。

 自動車の恐れも無くトンネルを通過できますので、かなり快適な状況です。

 下の写真では分かりにくいですが。







さざなみ海道終点

 休山トンネルを越え、坂道を下ってまっすぐ進むと国道31号、国道487号との合流点に到着。

 右に折れてまっすぐ行くと呉駅に到着。

 まっすぐ進むと入船山や呉地方隊(旧呉鎮守府)にあたります。

 今回はここがゴールになりました。

 ちなみに時刻は20時。

 朝の8時から合計12時間の行程となりました。







 交差点を先に進むと呉駅。

 既に日も沈み、クレスタの文字がはっきりと映るのみでしたが。




 尤も、これから熊野町に帰宅するためヒルクライムを行うことになるんですけど。



 今回の経路は以下の通り。



 安芸灘とびしま海道入口

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 安芸灘海峡大橋

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 蒲刈大橋(県道74号経由)

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 原トンネル(県道287号経由)

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 豊島大橋(県道356号経由)

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 豊浜大橋(県道356号〜県道354号経由)

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 平羅橋(県道355号経由)

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 中の瀬戸大橋(呉市道経由)

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 岡村大橋(呉市道経由)

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 岡村港(愛媛県道177号経由)

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 今治港(今治市営フェリー第2せきぜん経由)

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 サンライズ糸山(愛媛県道14号〜国道317号〜愛媛県道161号経由)

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 来島海峡大橋(愛媛県道161号経由)

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 伯方大島大橋(愛媛県道49号〜国道317号〜愛媛県道49号経由)

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 大三島橋(国道317号経由)

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 多々羅大橋(国道317号経由)

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 瀬戸田(国道317号〜県道81号経由)

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 パティスリーオクモト(県道81号経由)

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 生口橋(県道81号経由)

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 因島大橋(県道366号〜尾道市道〜県道367号〜尾道市道〜県道366号〜国道317号経由)

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 福本渡船(県道377号経由)

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 尾道駅(福本渡船経由)

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 三原港(国道2号経由)

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 さざなみ海道入口(国道2号経由)

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 須波港(国道185号経由)

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 みはらし温泉(国道185号経由)

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 三原市(幸崎町)−竹原市(忠海町)(国道185号経由)

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 忠海港(国道185号経由)

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 Jr忠海駅前(祭り中)(国道185号経由)

 

 竹原港(国道185号経由)

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 道の駅たけはら(国道185号経由)

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 竹原市(吉名町)−東広島市(安芸津町) 市境(国道185号経由)

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 安芸津港(国道185号経由)

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 大芝大橋入口付近(国道185号経由)

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 東広島市(安芸津町)−呉市(安浦町)市境(国道185号経由)

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 安浦町市街地(国道185号経由)

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 とびしま海道入口(国道185号経由)

 

 仁方第一トンネル(国道185号経由)

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 休山トンネル(国道185号経由)

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 さざなみ海道終点(国道185号経由)





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